ニュースを経済から見る人の理由

子供のころに「新聞を読みなさい」と言われた経験がある人もいると思う。また新聞の芸能欄だけではなく、経済面を読みなさいと教育熱心な家庭もあったかもしれない。

最近では新聞自体を購入している人は少なくなり、ニュースもテレビやネットを通じて知る人が増える中で、経済ニュースを活字で読むことの有用性に疑問を持つ人が増えたと思います。

そもそも、経済ニュースを新聞などから見る人はどんな人がいるだろうか?

一般的に考えられるのは、ビジネスマンが読むところを思い浮かべる人は多いでしょう。日本の経済だけではなく、世界経済に目を向けるなら広い視野で情報を集めることが必要となるビジネスマン。

そんなビジネスマンが新聞というツールを使って情報を集めるのは非効率ではないか?と思うかもしれません。実際に、インターネットからだと世界経済に関する情報を新聞よりも多く手に入れることが出来ます。
しかし、新聞はその紙面に書かれた内容しか見ることができません。

では、何故新聞にこだわるのか?
それは情報の整理と活用という意味ではインターネットよりも新聞をツールとして使ったほうが良いと考えるからです。

インターネットに流れる情報とは多く、そして多様性に富んだものです。
情報が多くなれば、それを整理するのに時間が掛かってしまいます。その点では新聞というツールは情報をある程度整理したもので提供しており、またその情報からインターネットなどの別のツールを使い情報を集めることが出来る、いわば情報取得のファインダー的な役目です。

これは経済ニュースに限った話ではなく、情報の整理という観点から新聞を使ってニュースを見ることで、より物事を深くみる目を養うことが出来るのではないでしょうか。